英語でも速読ができるようになるにはどうしたらいい?
近年のグローバル化にともない、わが国でも英語を公用語にする企業が出てきたり、小学校でも英語教育が始まるなど、英語がますます重要視されるようになりました。
そのため、英語の速読も今注目が集まっています。英語で速読ができるようになるにはどうすればよいのでしょうか?
英語のテストではこれだけの量を読まなければならない!
みなさんは、いろいろな英語の試験でどれだけの英文を読まなければならないか知っていますか。ある速読スクールの調査によると、主要な英語の試験で出てくる英単語の総数と、求められるスピードには以下のようになっています。(※1)
・センター試験
約4500 words (試験時間:80分) → 120~150 words/分
・TOEIC
約6000 words (試験時間:75分) → 240 words/分
・TOEFL
約8,500 words(試験時間:60~100分) → 315 words/分
上記の通り、かなりのスピードで読み進めなければならないことがよくお分かりになるのではないでしょうか?では、たくさんの英語を読みこなす方法について見ていきましょう。
視野を広げてかたまりで読むのは英語も同じ
英語で速読をするときも、まず視野を広げて読むことが大切です。
まずは文章全体をながめて、書かれている内容のイメージをつかみましょう。このとき、内容をきっちり把握しようとはせず、図や挿絵、見出しなどから「なんとなくこんな内容が書いてありそうだ」と思う程度でかまいません。
次に、一行ずつあるいは数単語ずつのかたまりでとらえていくようにしてみてください。そうすることで、英文全体が何を言っているのかが見えてきてきます。
細かい単語の意味にとらわれすぎないこと
このとき注意したいのが、知らない単語でいちいち立ち止まらないことです。知らない単語が出てきたときにそこでストップしてしまうと、全体の内容把握ができなくなってしまいます。
知らない単語が出てきてもまずは気にせず読み進めましょう。そうするうちに、文脈からその意味がイメージできるようになります。その単語と何度も出会ううちに、そのイメージが記憶されるようにもなるのです。
視野を広げて英文全体を眺めることができるようになれば、意識が周辺視野に分散することで、右脳が活性化してイメージ化もしやすくなります。英語でも視野を広げ、全体を見ることを意識してみてくださいね。