速読ができるようになると、脳の情報処理速度がアップするため、文字が速く読めるようになるだけではなくいろいろな副産物がもたらされます。
副産物のひとつとして、「スポーツ能力の向上」があります。速読はスポーツにも役立つものであると注目を集めており、トレーニングに取り入れるアスリートも増えています。
速読がスポーツに役立つ理由
速読とスポーツは一見何も関係がなさそうに見えますよね。この2つにはどのような関係があるのでしょうか。
速読のトレーニングは、簡単に言えば視野(視幅)を広げて脳を活性化させるものです。この「視野を広げる」「脳を活性化」がスポーツにはとても役立ちます。
まず、視野を広げることができると、自分の周りの空間を広くとらえることができ、その空間にあるものの位置関係が正確に把握できるようになります。
また、脳を活性化させると脳に入ってきた情報をより速く処理することが可能になるため、流れている時間がいつもよりゆっくりと感じられることもあります。
速読がスポーツにもたらす好影響とは!?
たとえば、サッカーやアメフトなどでは視野を広げることで自分の周りにいる敵や味方の位置がわかるようになり、正確にパスを出したり、ドリブルをしたりことができるようになります。いつも地区予選で敗退していたジュニアフットサルチームが、速読トレーニングを始めたことで1年半後には全国優勝したとの例もあります。
マウンテンバイクの世界では、速読トレーニングによって岩などの障害物の位置がはっきりわかるようになり、タイムの短縮につながったことも報告されています。
また、ボクシング選手が速読を行うことで、相手のパンチや攻撃がスローに感じられるといった成果もあがっています。
このように、速読トレーニングを行うだけで、読書に役立つだけではなく、スポーツにも大いによい影響を与えることがわかりました。スポーツで思うように結果が出ていないと思う方は、一度速読をトレーニングに取り入れてみてはいかがでしょうか?